Blog ブログ
- TOP
- ブログ
8月17日開催「親子で音の不思議発見教室」のご報告&質問回答♪
今年もたくさんのご応募をいただき、8月17日の「親子で音の不思議発見教室」は満員御礼でした。
ご参加頂きました皆様、誠にありがとうございました!!
このような音楽的な学びのイベントは、ママやパパが興味を持っていただくことで子どもたちへ伝えていけます。
今回興味をもっていただき、ご参加いただきましたママやパパに心から感謝いたします。
少し長い時間設定になっておりましたが、最後まで楽しんでいただき、誠にありがとうございました!!
毎年2時間あっても伝えたいこと全てを伝えきれず、あとでアレもコレも伝えられてないなぁと思い浮かびます。
ただ、その時々に子どもたちが投げかけてくれる質問に1つ1つ応えることを一番大切にしています。
大人びた質問や、思いがけない問いにいつも本当にビックリさせられるのですが、そこには子どもたちの大きな可能性を無限に感じます。
また、お父さんやお母さんの問いかけを頂けることも実に嬉しいです。親御さんがまず興味を持つことが、一番子どもたちが興味を持つきっかけになるからです。これこそが「親子」で必ず参加をお願いする一番の目的になります。子どもたちの無限の可能性を引き出せるのは、パパやママの興味や関心が大きく影響していると自分自身が子育てを通じて感じているからなのです。
そして毎年最後にふりかえりシートを親子で書いていただきますが、その中の質問になかなかお答えできていなかったので、今年こそは速攻で書きますね!
まずは、こんな感想を頂きました。
【お子さん】
●ピアノの中が見れて楽しかった。
●部品に触れたことが良かった。
●動物クイズが楽しかった。
●音の出る仕組みがわかって良かった。
●ピアノの楽しさがわかった。
●絵本やピアノを弾いてくれたことが良かった。
●ピアノが楽器の王様と初めて知った。
●電子ピアノは録音された音で、中で音が作られていないことを初めて知った。
●グランドピアノの響きが違っていて面白かった。
●ピアノはあきらめないことが大事だった。
【親御さん】
●ピアノの中に色んな動物の命が入っていてびっくりした。
●音色だけでなく、構造からも豊かさが感じられた。
●絵本に涙が溢れた。
●子どもが楽しそうにしている姿が見れて本当に良かった。
●ピアノの種類によって音が全然違っていることがわかった。
●音楽を楽しむことを忘れずやっていこうと改めて振り返ることが出来た。
《質問》
●ハンマーや鍵盤など、ピアノ部品はどこで作られていますか?
専門の工場で作られています。主に楽器の町「浜松」が多いです。
●いつから日本でピアノが作られたのですか?
ピアノが日本に入ってきたのは、鎖国が終わりヨーロッパ文化が一気に入ってきた明治時代と言われています。ピアノは外国から船で運ばれてくる高価なもので、上流階級の人たちの間でピアノブームが巻き起こりました。国内でピアノを初めて作ることに成功したのは、三味線作りを仕事にしていた西川虎吉であると言われています。外国人の楽器輸入商のもとで修業し、オルガン作りから始めて明治20年からピアノを作り始めるようになったそうです。
●弦の長さはアップライトピアノもグランドピアノも同じですか?
ピアノの大きさによって違います。同じアップライトピアノでも背の高さが機種によってそれぞれ違うので、弦の長さは違います。グランドピアノに至っては、大きさが大きく分けて9種類あるので、大きければ大きいほど弦の長さは長く、長いものほど響きも良いものになります。
●調律師さんになるには最短で何年くらいかかりますか?
昔は師匠と弟子の関係でしたが、今は調律師学校もあります。2年~3年学び、調律師として就職となります。学校では一通りの多くのことを学びますが、就職してからが実践となりますので、そこから一人前の調律師になるには経験と学びを積み重ねていくことになります。
●岡山から一番遠い所では、どこにピアノを運んだことがありますか?
当社は岡山県内が主な活動範囲なので、依頼があれば県境の方まで行きます。県外でも、福山や兵庫、大阪など近県にも行くこともあります。遠い県外へのお届けは、県外のピアノを運んでくれる仲間の所へ送って、届けてもらっています。その仲間のいる県までは、ピアノを専門で運ぶ路線業者さんがいます。
●音楽室にあるような防音の壁は、なぜ音を吸収できますか?
穴の開いた壁は「有孔(ゆうこう)ボード」と呼ばれるボードで、せっこうボードなどの板に直径5~15mm程度の穴を多数あけたものです。音がこの穴を通るときに、穴の周りで摩擦が発生し、音が熱エネルギーに変わり音が吸収されます。この板を貼っているだけでは不十分で、板の背後に空気層がないと音を吸収しません。あの穴の向こうには空気層が存在しているようです。
●親が使っていた古いピアノを使っていますが、修正可能でしょうか?
修正できる可能性は十分あります。当社にクリーニングや修理で入ってくるピアノは20年~30年以上経過しているものが多く、中には50年経過しているピアノもあります。クリーニングや修理をして、また新たな人生をスタートさせたピアノさんたちは多くいます。ただ、長くメンテナンスしていないピアノの場合は、修理が必要な状態である可能性も秘めています。特に、音が出にくかったり、鍵盤が下がったまま戻らなかったり、何か気になる症状が出ている場合には、クリーニングや調整で直るものもあれば、修理や交換が必要な場合もあります。古い新しいに関係なく、中の状態には様々な要因があるので、弾ける状態にするためにどこまで費用がかかるかなど、事前に点検も可能です。ぜひ一度ご相談ください。
たくさんの感想や質問をありがとうございました!!
次回は8月28日(現時点で残り4名)、そして29日(満員御礼)と、夏休み最後の2日間です♪
少しでも子どもたちの心に残る学びとなるひと時になるよう頑張ります^^
お申込みフォーム