Blog ブログ
- TOP
- ブログ
大切な母への贈り物として♪
大切な母だからこそ
母の想いも大切にしたい。
娘様のあたたかい気持ちが伝わってきます。
お母さんが大切にしていたピアノ。
どんな時もピアノが心の支えとなり
ずっとお母さんの人生に寄り添ってきたピアノ。
そのピアノを手放す時の切なさは
計り知れないものです。
その想いを隣でひしひしと感じていたのが
今回お手紙をくださった娘様です。
ちいさなBOXになって手元に置いておくことのできる
メモリアルBOXをお母さまに贈ることを決めた
娘様からのお手紙をご紹介させて頂きます。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
《喜多商事のミッション》
『ピアノを通じて子どもたちに夢を届けます♪』
ピアノは子どもの心身を育てます。
ピアノを通じて皆さまと共に
子どもたちの未来を見据えた環境を創っていきます。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
メモリアルBOXをご依頼いただいた際に
想いを書いて頂いたものです。
実際には直筆で頂きましたが
今回は活字でご紹介させて頂きます。
【娘様(ご依頼人様)より】
今回お願いしたのは、実家にあった亡き祖父が母に贈ったピアノでした。
痛みが激しいため、母が処分を決心したのですが、思い出深いもので、
相当悩んでいたので、何か形に残してあげられないかと探し、
御社のサイトのページを見つけて母に贈ることにしました。
三好様が以前おっしゃったとおり、
ピアノには持ち主の思い出が詰まっていると思います。
母は大阪から全く縁もゆかりもない土地へ、
当時の感覚で言えば、はるばるお嫁に来ました。
その後、父の事業が倒産し、長年住んだ家を手放しました。
またその1年後、父が突然事故で亡くなり、
再び家を移らねばならなくなりました。
その度に母はこのピアノを伴っていきました。
いろいろなことがありましたが、
ピアノはいつも母とともにあり、
母の人生に寄り添ってくれていました。
それだけに母は本当に処分に悩んでいて
母の住まいに場所がなければ
壊れていても私の家に置いておけばいいと言っても、
それは申し訳ないからと遠慮するのです。
ならばせめて何か残してあげたいと思いました。
ピアノを弾きとっていただく日、私は仕事で立ち会えなかったのですが
母が引取業者の方々がとても丁寧に扱ってくださったと申していました。
改めて御礼申し上げます。
母の住むマンションは前の道幅が狭いので、
マンションの横手にトラックをつけ、
そこまで台車に乗せて運んでくださり、
母はマンションの玄関から角を曲がるまで
ずっと見送っていたそうです。
何だか亡くなった人を見送るようだった、と
しんみり話していました。
でも、このまま帰って来ないならもっと寂しいけど、
きれいになって帰ってくるから・・・と。
母にとってご遺体と同じだったのだと思います。
グリーフケアというのでしょうか。
メモリアルボックスになって戻ってくると思うから
お別れのつらさに耐えられ、癒されたのだと思います。
御社のこのようなサービスがあり本当に良かったです。
それに、三好様が気持ちに寄り添って下さり、
また御社がこうして思いを述べる機会を作ってくださったから
私も母も救われた気持ちになりました。
様々なことがあり、身内にもなかなか話しづらく、
御社や三好様に聴いていただけて本当にありがたいです。
このピアノは65歳くらいだったでしょうか。
引越を繰り返し、湿度が多かったり、ネズミにかじられたり
環境の良くない場所にもいて
最期には出なくなってしまった音もいくつもあって、
そしてぼろぼろになりながらも
母の心の支えになってくれたのだと思うと
「ありがとう」「お疲れ様」と心から伝えたいです。
長々と失礼いたしました。ありがとうございます。
頑張ってくれたピアノが、
可愛らしい姿で帰ってくるのを待っています。
何卒よろしくお願い申し上げます。
【お母様(持ち主様)より】
数回の引越し移動で、痛みも酷く、
修理にかかる費用も予想以上でした。
思い切って処分をしようと決心したものの、
姿形がなくなるのは「淋しい」のひと言では
言い表せない心境で悶々としていました。
そこへ、このピアノで小学生の時に
レッスンを受けていた娘が
「メモリアルBOX」の話を聞かせてくれました。
写真を見て、こんな形に生まれ変わるのなら
お願いしたいと、沈み込んでいた気持ちが
明るくなりました。
小学生の時、両親と憧れのピアノを選びに
楽器店へ行った時の喜びは最高でした。
嬉しい時も辛い時もいつも傍で共に過ごし
癒しのピアノでした。
オルガンからピアノに変わり
以前よりレッスンにかける時間も長くなっていました。
今はたくさんの思い出をBOXに入れて
生まれ変わって我が家へ帰って来る日を
楽しみに待っています。
このお手紙から約半年の期間をお待ちいただき、
メモリアルBOXをお届けしました。
その時の様子をご依頼人の娘様からお聴きしました。
お母様は自ら梱包をとき、再会を果たし、
とても喜ばれていたそうです。
私たちもとても嬉しい気持ちになりました。
ピアノはただの「物」ではないのです。
人生を連れ添ってきた家族のような存在。
ピアノと音楽と共に歩まれたお母様の
大切な相方だったのです。
音楽はどんな時も「心の支え」になりえるのですよね。
この度は、遠方から私たちを信頼して頂き、
長くお待ちいただき誠にありがとうございました。
心から感謝申し上げます。
末永くこれからもピアノと音楽と
そして素敵な娘様やご家族様と共に
また新たな思い出を詰め込んでいってください^^
***************************************************
本日のお話は何か1つでも参考になりましたでしょうか?
他の記事もぜひ読んでみて下さい♪
ブログ↓
メモリアルBOXについてはこちらから↓
メモリアルBOXの製作には
お届けまでに「約半年間」お待ちいただきます。
混み具合によってはもう少し
お待ちいただくこともあります。
気になる方は一度お問合せ下さい。